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与信の管理と経審

この春、経審を受けている建設業のお客さまにて、社内勉強会の

講師をさせていただきました。

テーマは「経審結果で分かる?取引先の経営状況」ということでした。

経審の際はいつも窓口になっていただいている、総務課長さまから
「最近の経済事情を踏まえて、取引先の与信管理の参考にしたい」
というご相談によるものでした。

今年は金融円滑化法の期限切れもあり、身の丈以上の借入をしてしまった
建設業は「いま」非常に苦しい状況を迎えています。
私の廻りでも、残念な結果になってしまった企業様があります。

勉強会の冒頭で、「どんな会社がつぶれやすいと思いますか?」と
少々きつい質問をさせていただいたところ、出席者の皆さまからは

△支払いが遅れている
△現場が片付いていない
△社員からよくない話が出る

というようなご意見をいただきました。

結論からいって、経審結果から判断できるものには限界があります。

最終の決算書の内容をもとにしていますから、タイムラグがありますし
一年トータルで黒字でも、期中のどこかで資金がショートすれば・・・
と想像すればわかります。

それでも、経営努力をしている企業とそうでない企業が、経審では
どのように点数に反映されているか、重点的にチェックをしていただきたい
項目をお話しさせていただきました。

でも上記のように、参加者の皆さんの率直な感覚、生の情報が一番大切
であると考えています。
経審結果と生の情報を掛け合わせた与信管理をしていただくのが
ベターではないでしょうか。

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